CXmarioのなんでも備忘録

アニメや特撮の感想レビューを中心に、「これ書きたい!」って思ったことを適当に書いていくブログ。一応不定期更新。

どうしてこうなった?「ラブライブ!スーパースター!!」2期総評レビュー

 

2022夏アニメ(+特撮)の全評価が確定した。

最優秀/ワーストとした作品はもちろん、その他の作品についても順次、本ブログにて総評をアップしようと思っている。

が・・・本来であれば、労力等を考えて総評は複数作分をまとめて書くところではあるが、「ラブライブ!スーパースター!!」2期(以下「スパスタ2期」)は正直言ってかなり残念だったので、今回は単独で取り扱おうと思う。

 

【目次】

 

<はじめに>

評価基準は以下を参照してください。

cxmario.hateblo.jp

 

最初に前置きしておくと、スパスタ2期は「不可」評価を出しました。そのため、(なるべく不快な文にならないように気を付けるとはいえ)かなり酷評してしまうことが予想されます。ファンの皆様はご注意ください。

また、スパスタについては最終回後すぐに3期の製作が発表されました。ただし、それを加味したところであの終わり方はナシだろと個人的には思っています。なので、

 

続編の有無は一切加味しない

 

という前提での評価となりますのでご了承ください。

 

最後に・・・思いっきりネタバレを含みますので、最終話までまだ見ていない方はご注意ください。

 

※1:本レビューで使用する画像は、全てラブライブ!スーパースター!!2期よりお借りしています。

 

※2:本記事において、「ラブライブ」という単語については

劇中の大会を指す方:「ラブライブ

一つのシリーズとしてを指す方:「ラブライブ!

と区別します。

 

<評価・評点等>

・視聴局:NHKEテレ、放送日時:日曜19:00~

・評価/評点:62点<不可

 

えっと・・・本来であれば、「普通」評価とすべきところではあった。しかし、最終話手前時点まで色々とストーリーがガタガタであり、「どうしたものか・・・」と悩んでいたところにあのオチ・・・だったため、申し訳ないが不可とするほかなかった。

 

<良かったところ/悪かったところ>

・良かったところ

1.2期生の「キャラ」は良かった

これは後述するが、「Liella!メンバーを増やす必要があったか?」と聞かれたら微妙なところではある。しかし、2期生達は全員良いキャラをしていたと思う

(もうちょいマシな画像はなかったのか・・・w)

特に、私はきな子ちゃんが2期生の中では一番の推しである。もっと言えば、私はきな子ちゃんは2期生側の主人公だったのではないかと思っている。なんだかんだ言って、他の2期生達が加入するきっかけを作ったのは彼女だったと言えるし、色々とおいしいポジションだったのではないだろうか。

 

2.「期待値」は高かった

・・・これを「良かったところ」にカウントして良いのかは微妙なところだが、実際のところ、私は開始前はかなり期待していた。

まぁ、1期の方も思うところがなかった訳ではなかったが、それでも一応「秀」評価としていたくらいには好きだった。*1

 

 

・悪かったところ

1.2期生を加入させた意味とは?

さて、私は「2期生達のキャラは良かった」と評したが、加入させた意味があったかと言われたら正直微妙なところである。

個人的には、「5人のままでリベンジしてほしかったなぁ・・・」という気はしなくもないが、それはさておき・・・

なんだろう、途中から「居ても居なくても良い」感はちょっと否めなかった

後継者不在のチームというのも、それはそれで・・・という感じではあるが、せめて2期生達を加入させる「必然性」的なものはもっとほしかった・・・

 

2.ウィーン・マルガレーテ

これは一部でも言われているが、彼女の年齢(というか学年)に関する設定が割と謎だった。というのも・・・

彼女、もしかしたらラブライブ」東京大会に中学生で参加していた可能性があるのだ。

まぁ、「ラブライブ」という大会自体、どっかのデザイアグランプリ並みに大会規定が色々と怪しい節がある・・・のだが、サニパが敗退したことをLiella!に報告した際に、「チャンスは3回」的なことを言っていた。

で、過去の序盤感想(日曜日編)を確認したのだが・・・

cxmario.hateblo.jp

※上記の記事の、注釈2を見てみましょう。

 

…この子、そういえば初登場時は中学生とか言われてたよな・・・w

まぁ、海外と日本の学校事情は異なるとはいえ、仮に(時期的に)中学生で参加してたとすれば・・・それこそサニパが言ってた「チャンスは3回しかない」という発言と矛盾してしまう。

・・・まぁ、10話に出てきたネット記事に記載される形で、「実はインターナショナルスクールに通う1年生だったんです!」ということが明かされたのだが・・・*2

 

・・・そういうのは最初から言えや!!!

 

なんていうか、ネットでそこら辺の情報を軽く漁ってみた分には、「インターナショナルスクールは(日本の「学校教育法」における)正式な中学校/高校ではない」的な情報もあったので、ますます出場出来た理由がわからないが・・・うん。キリがないのでもうここまでにしておこう。

 

3.雑に予選敗退したサニパ

私が期待していた展開の一つに、「Liella!がサニパにリベンジを果たす」というものがあった。しかしながら、実際はマルガレーテにまさかの予選で敗退。

しかも、学年的にサニパはこれが最後のチャンスだった訳で・・・なぁ、なんでそうしちゃった?w

これはおそらく、製作陣が「マルガレーテvsLiella!」の構図を作りたかったからだろうけど、私は普通にサニパにリベンジしてほしかったなぁ・・・

 

4.「ラブライブ」総合優勝までの流れ

これも後述するが、かのんちゃんの留学問題に時間を取られたせいか・・・優勝するまでの流れがあっさり過ぎた。

正直言って、「ラブライブ優勝」はLiella!にとって悲願だったはず・・・なだけに、それが達成されるまでの流れが適当に済まされたのがとても残念だった。

というか、「ラブライブ優勝」という目的、これ結構重要だよね?軽んじちゃダメでしょ!!!

 

5.かのんちゃんの留学問題

スパスタ2期を「不可」評価にした一番の理由。

これについては色々と言いたいことが多いので箇条書きするが、要するに

  • そもそもの話、「ラブライブ」大会期間中にする話じゃない
  • かのんちゃん本人は一度「行かない」と宣言していた・・・にも関わらず、「後悔のない選択をしなさい」と言いつつ、実質的に「行け」という旨のことを言ってくる周囲の人たち。本人の意思を尊重する気はないの?
  • 「かのんちゃんが留学すれば、マルガレーテも(留学先に)入学出来る」とか言ったらしいマルガレーテの両親。娘をかのんちゃん留学のダシにするんじゃねぇ。
  • 色々とあった後に、「やっぱり留学する!」と決めちゃったかのんちゃん。本人がそう決めた以上、私はその決定を尊重するつもりですが・・・あれじゃ「周りからの圧力に負けて決めた」感が凄かったんですよね。せめて歩夢ちゃんみたく全て自らの意思で決めてほしかったです。

・・・という感じである。

また、散々色々とあった末に、

 

 

 

・・・は?留学中止???

 

 

 

正直言って、このラストシーン前までは「まぁ、流石に『普通』評価は高過ぎるけど、『可』評価くらいならいいかな」と思っていたが・・・

個人的に、いくら真相がどうであれこのオチは流石にナシとしか言えない

結局のところ、みんな寄ってたかって盛大にかのんちゃんを弄んだだけだったじゃん。とりあえずかのんちゃんは泣いていい。

 

6.その他色々

その他にも気になった点は色々とあるが・・・もう面倒なんで箇条書きする。

  • すみれちゃんの扱い。いくらいじられキャラとはいえ、本作は流石に可哀想なシーンがちょっと多かった。
  • 可可ちゃんのすみれちゃんに対する言動。ぞんざいな言い方自体は今までもあったし、それはいいんだけど・・・本作はちょっと度を越したものがあったね。
  • オニナッツの加入時のエピソード。あの辺りから個人的にはその辺りからスパスタ2期に疑問を抱き始めたというか・・・
  • オニナッツのキャラについて。正直言って、彼女は改心してる気がしないというか・・・(仮に改心してたとしても唐突感が凄かった)
  • 楽曲。どれも良曲なことには間違いないんだけど、正直言って全体的に弱かったというかね・・・
  • 上記に付随する点として、最終話の楽曲がとても「ラブライブ」優勝の決め手になったとは思えなかったこと。確かに良い曲なんだけど、「盛り上がり」という点で言うなら虹ヶ咲2期最終話の「Future Parade」の方が良かったよね。
  • 一部でも言われてる?っぽいけど、かのんちゃんが色々な点において神格化され過ぎているというか・・・

他にもありそうな気はするが、とりあえず思いつくのはこんな感じ。

 

<総評>

うん。なんて言うかね・・・個人的には虹ヶ咲2期と真逆になったなぁと。

というのも、虹ヶ咲2期はスクスタ(アプリ)の方で色々とあったらしいということを小耳に挟んでいたので、始まる前はとても心配だったのだ。

しかしながら、実際にはそんな懸念点を払拭してくれるくらい全てが良くて、最終的には個人的に一番大好きな「ラブライブ!」作品となったくらい、「虹ヶ咲」という作品が大好きになった。

 

が、スパスタ2期は・・・最初はかなり期待していた(何なら、「スパスタは心配することなんかないっしょ!w」とか思ってた)し、実際途中までは割とマジで毎週楽しく見ていた。

なのだが、オニナッツ回以降「え?それで良いの??」って思う展開があまりにも多く、最終的にはリアタイ実況時もまるでク〇アニメ実況時のツッコミモードのそれと化してた事もまた事実だ。

正直言って、無印&サンシャインをちゃんと知らない人間がここまで色々と言ってしまって良いのか、最後まで悩んだところである。*3

しかしながら、「一つのアニメ作品」として見ている以上、やはりどうしても気になるものは気になるし、言いたいことは言っておくべきだと思ったのも事実である。

 

最後に・・・ここまで見た以上、いずれ放送される3期についても履修しようと思っています。なんだかんだ言いつつ、「スパスタ」というシリーズを嫌いになったという訳ではないのでね。ただ、2期がこんな感じだった以上、3期はかなり厳しく見てしまうかもしれません。

お願いします。どうか3期はせめて「良」は超えるくらい、評価を持ち直してください。また「不可」とか出したくないし・・・

*1:過去の記録によれば、1期の評点/評価は96点で「」だった。高すぎる気もしなくはないが、まぁ過去の私はそう判断したってことで。

*2:どうやら9月頃に進学したそう。

*3:まぁ、無印1期は2022秋シーズンに再放送があるので、そこで履修するけども